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第二回「藝展―GEI-TEN―」
【国内展】日本・チェコ交流100周年記念 第二回「藝展―GEI-TEN―」に出展しました

会期:2019年11月29日(金)~12月1日(日)・2019年12月3日(火)~12月5日(木)
会場:音羽山 清水寺 圓通殿(京都)
主催:藝展実行委員会
運営:株式会社 クオリアート
協力:音羽山 清水寺
後援 : 京都府、京都市、京都市観光協会

2019年11月29日から12月1日、また12月3日から12月5日の2回にわたり、古都京都の文化財としてユネスコ世界文化遺産に登録されている清水寺の圓通殿にて、日本・チェコ交流100周年を記念した美術展覧会「第二回藝展」が開催されました。

平安時代に征夷大将軍・坂上田村麻呂が開いたと伝えられる清水寺は、文化庁移転が決定した京都でも指折りの観光名所として著名です。特に「清水の舞台」で知られる本堂をはじめ、国宝や重要文化財の堂塔など随所に見所があり、風光明媚な音羽山に抱かれ市内を見渡す景色は、季節を問わず訪れる参詣者に高い人気を誇り世界中から観光客が訪れます。

山が色とりどりに紅葉して美しく彩る行楽シーズンに、本展の会場となった清水寺の圓通殿には日本画、洋画、彫刻、工芸、書道、写真などの幅広い表現で魅せる全153作品が並びました。会期を通して訪れた多くのご来場者は、清水寺という歴史的な名所に集まった芸術的な表現の数々に、伝統と革新を併せて感じ取り、心から作品鑑賞を楽しんでいる様子でした。
また各ジャンルの作品に加え、清水寺住職・森清範貫主による「今年の漢字一字(2018年)」や、歴代の清水寺住職の格調高い書を特別展示。幕末期に尊王愛国の思想を志し、維新の功労者となった月照上人の作品は観音様のありがたい御宝号を記した《七観音宝号》を、大衆に寄り添い分かりやすい言葉で仏法を説いた昭和の名僧・大西良慶和上の作品は、めでたい《寿》という一語をお寺よりお借りしてご覧いただきました。

会場にもご来場いただいた森清範貫主には、日本各地で度重なって起きた大規模な自然災害に因み、昨年の世相を表した「今年の漢字一字(2018年)」である《災》をご出展いただきました。
空気の澄んだ秋の気持ちの良い気候に誘われご来場いただいた、多くの方で賑わった本展は、2020年にチェコ・プラハへと巡回し、現地で日本の美術をご紹介する予定です。